午前5時36分。 坂戸山城下の町はまだ薄暗い…
ネオン雲海を撮りたかったけど、そこまではいかない感じ。
でも、早く行けばいくほど、収穫やご褒美が大きい!
それが雲海ハントの魅力。
魚沼スカイラインへ行ってまいりました。
六日町の街中は濃い霧に覆われていたけれども、
登ってみると、だんだんと薄れていっている。
しかも、霧を抜けて山へ登ってみたら、さらに上空に分厚い雲…
それゆえ、辺りはどんより暗い。
しかし。雲間から、太陽が覗く瞬間も、時々ある。
少し肌寒いが、もう少し粘るか…
清水峠の方は空が明らんでいて、濃い橙色…
なんだか、あの向こうに黄泉の国がありそうだ。。。
まだ月も見える。
今日は先客が2名いらっしゃいました。
楽しく話をしているうちにどんどん時間が過ぎて…
こういう楽しみ方もあるんですよね。
「おめさん、地元? どこんしょだ」
みたいなね。珈琲片手に、撮った写真をみせてくれる。
ひとつ、心を大きく動かされた写真があった。
魚沼市の雲海(滝雲)で有名な、枝折峠?…
違う。なんと、魚沼スカイラインだそうだ!!
六日町側から、十日町側へスカイラインをまたぐ、滝雲であった。
これはやばい。すごいものを見てしまった…
「これは滅多に出会えない。滅多に撮れない。」
とおじ様はおっしゃっていました。
いつか、出会いたい。。。! そう強く思った。
あ、明るくなってきた!!
きてるきてるきてるーーーー!
霧も飯綱山へ向かって流れ、濃くなってきている。
おじさまたち曰く、「光がないとおもしくないんだよな」
うむ。確かに。
来るね。
来ているね。
来ました!光芒。ビビッドでないけれど。
光が差すと、雲海はもっと魅力を増す。
良かったぁ。。。
待ってて良かった。
おじさまたちに会えてよかった。
「今日は美人の新人もいるよ」とおじさまはカメラ仲間と電話している。
「美人」そこだけは聞き逃さない。(笑) 耳をダンボに(^^)
今回は、「時を待つ」ということの楽しさを知りました。
おじ様たちは、夜中からここにはっています。
私たちみたいに、ハントするというより「長い時間をかけてその時を待つ」という感じ。
たしかにこっからこうなるか?光がどうなりそうか、雲がどう動きそうか。
お話ししながら待っているのは楽しいです。
そして、いいシーンを見れても、撮れても、「もっといいシーンがあるかも」と欲が増していくんですよね。
帰ります。
一秒、一秒、変わる風景。
見飽きなくて、おじさまたちとの別れも惜しく。
長居してしまいました。
せっかく来たので、栃窪の棚田経由で帰宅。
※栃窪の棚田の向こうに、うっすらと、雲海・坂戸山。
今回のハンターは、
でした!